スープ入り焼きそば―栃木県

料理名

スープ入り焼きそば

地域

栃木県那須塩原市

特徴

スープ入り焼きそばは、ソース焼きそばを醤油ラーメンのスープに入れた料理です。徐々にスープに溶け込んでいくウスターソースの酸味や甘味を感じる、ラーメンとは一線を画す味わいです。

麺は焼そばの麺のほか、ラーメンのような縮れ麺を使うお店もあります。
具はたっぷりのキャベツと鶏肉や豚肉を炒めたもので、スープで少し煮込む場合もあります。

歴史

スープ入り焼きそばの発祥のお店は2つの説があります。

昭和30年ごろから、「釜彦食堂」で出前のラーメンスープと焼きそばを一緒に運んだことから、スープ入り焼きそばがメニューとして出されるようになりました。

一方、「新生食堂」の常連向け裏メニューとしてスープに浸した焼きそばが出されていて、その作り方を教えてもらったのが「こばや食堂」、という説があります。

この「釜彦食堂」と「こばや食堂」は現在でも人気店として、他県からのお客さんが多いそうです。

発祥のお店

釜彦食堂

栃木県那須塩原市塩原2611

こばや食堂

栃木県那須塩原市塩原795

コメント

スープ入り焼きそばは、組み合わせこそシンプルですが、ありそうであまり見ない食べ方ですね。ソース焼きそばの風味が強すぎず、かといって消すこともなく、スープ入り焼きそばというメニューとしての味わいの完成度が高いというのが面白いです。


なみえ焼きそば―福島県

料理名

なみえ焼きそば

地域

福島県双葉郡浪江町

特徴

なみえ焼きそばは、通常の中華麺の約3倍の太さがある極太麺が特徴です。

豚肉とたっぷりのもやしというシンプルな具に、濃厚なソースで味付けします。極太麺なのでソースが濃厚でないと、麺に負けてしまいます。そのソースに歯ごたえの良いもやしとコクのある豚肉がよく合います。

歴史

1955年開業の「縄のれん」がなみえ焼きそばの発祥と言われています。労働者のための安く、腹持ちの良いメニューとして考案されました。

2008年には町おこしのため「浪江焼麺太国」を設立し、普及活動をしていましたが2011年の大震災で原発事故が起き、浪江町全体が避難指示区域になり浪江町では営業ができなくなりました。

そんな中、2013年のB-1グランプリではゴールドグランプリを獲得し、なみえ焼きそばが全国に広まることとなりました。

発祥のお店

浪江名物元祖焼そば 縄のれん

公式サイト

浪江焼麺太国

http://namieyakisoba.com/

コメント

なみえ焼きそばは、知名度こそ全国区になりましたが、地元で食べられないというのは何とも切ないご当地麺です。家庭でも作れるように極太麺が出回っていたり、地元民に愛されていたのは間違いなく、観光客が訪れていた様子を見ると、早く営業が再開できるようしっかりと復興してほしいと願うばかりです。


仙台マーボー焼きそば―宮城県

料理名

仙台マーボー焼きそば

地域

宮城県仙台市

特徴

仙台マーボー焼きそばの定義は下記の3つです。

「麻婆を使い、具は豆腐に限定しない。
麺は焼くか、揚げたものとする。
宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したものとする。」

歴史

1972年開業の「中国菜館 まんみ」でまかないメニューとして誕生し、常連客からの評価も高かったため、その後お店の正式なメニューとして出されるようになりました。

2013年3月に読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」で『仙台市民はみんな食べている』『提供しているお店は30軒以上』として紹介され、仙台市内のお店で注文が殺到しました。ところが、実は、発祥の店でも1日1食程度のマイナーなメニューだったため、テレビ放送後の反響の大きさに、仙台の中華料理店全体が対応しなければならなくなりました。

それでテレビの紹介の仕方の問題もありましたが、この放送をきっかけに本当のご当地グルメにしてしまおう、ということで2013年10月「まんみ」が中心となって「マーボー焼そば推進委員会」を設立し、仙台マーボー焼きそばを普及する活動を行っています。

発祥のお店

中国菜館まんみ

http://www.manmi-sendai.com/

参考サイト

伊達美味

http://www.dateuma.jp/menu/yakisoba/

コメント

仙台マーボー焼きそばは、テレビによって作られたブームをうまく定着させた例ですね。地元の若い人は知らない人が多かったようですが、歴史としては古く、ある程度の知名度があり馴染みがあったので、一過性のブームで終わらずチャンスを活かせたのかなと思います。


横手やきそば―岩手県

料理名

横手やきそば

地域

秋田県横手市

特徴

横手やきそばは、麺には茹でたストレートの角麺を使用し、味付けはウスターソースに各店のオリジナルの工夫が加えられています。サラッとしたウスターソースなので水分が多いのも特徴となっています。

他の焼きそばと違う見た目の特徴としては、半熟目玉焼きを乗せ、福神漬けを添える、というところです。

具はキャベツ、豚ひき肉が中心ですが、牛肉やホルモン、海鮮を使用したり、角煮を横に添えたり、カレーをかけたりと発展系メニューも数多く存在します。

歴史

戦後、「元祖神谷焼きそば屋」の店主が製麺業者と、鉄板焼きのメニューとして開発したのが、横手やきそばの発祥と言われています。

2001年に横手市職員が食べ歩きしてウェブページを作ったところ、マスコミに取り上げられたことで町おこしとして「横手やきそば」を押し出すこととなりました。
同年、市役所には「横手やきそば担当」が置かれ、焼きそば店で「横手やきそば暖簾会」が結成されました。

2009年にはB-1グランプリでゴールドグランプリを獲得しました。

発祥のお店

元祖神谷焼きそば屋

秋田県横手市大屋新町中野117-67

公式サイト

横手やきそば暖簾会

http://www.yokotekamakura.com/yokoteyakisoba/index.html

コメント

横手やきそばは、日本三大焼きそばに数えられるほど、歴史と人気がある焼きそばです。焼きそばで茹で麺を使うのは珍しく、そのため、味付けや作り方も普通の焼きそばと違ってきます。その違いが、ご当地焼きそばがブームになっている今でもトップに君臨させているのかな、と思いました。


ひるぜん焼きそば―岡山県

料理名

ひるぜん焼きそば

地域

岡山県真庭市蒜山(ひるぜん)地方

特徴

ひるぜん焼きそばは味噌ダレ、蒜山名産のキャベツ、鶏肉を使って作るのが特徴です。

味噌ダレの理由は、地元でよく食べられていたジンギスカンに、臭み消しに味噌を使ったタレで食べるのが流行し、そのタレが焼きそばにも使われるようになりました。

歴史

「ますや食堂(現在は閉店)」が、先述の特徴である味噌ダレ・キャベツ・鶏肉を使った焼きそばをメニューとして出した最初のお店と言われています。

2003年に、真庭市のおいしいものを紹介する冊子をまとめるときに「ひるぜんの焼きそば」と紹介しました。

その後2008年に「ひるぜん焼そば好いとん会」が発足し、「ひるぜん焼きそば」と名称を統一してPR活動を始め、2011年B-1グランプリにおいてゴールドグランプリを受賞しました。

公式サイト

ひるぜん焼そば好いとん会

http://www.hiruzen.info/yakisoba/

コメント

ひるぜん焼きそばは、ご当地焼きそばの中でも有名な方でしょう。ただ、他のご当地グルメよりも聞き慣れない地名なので、私はひるぜん(蒜山)が何県にあるかも調べるまで知りませんでした…

味噌ダレでこってりした焼きそばは定食で、つまりご飯のおかずとして食べられることもあるそうですが、そのボリューム感からも日常の食事として定着していて、長く親しまれてきたことが分かりますね。

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