釜石ラーメン―岩手県

料理名

釜石ラーメン

地域

岩手県釜石市

特徴

釜石ラーメンは極細の縮れ麺と、鶏がらと豚骨を沸騰させずに作った透き通った醤油味の淡麗スープが特徴のラーメンです。

極細麺はスープをよく絡めるので、あっさりしたスープに最適です。

歴史

昭和26年に釜石に移転してきた「新華園本店」が釜石ラーメンの発祥として知られています。

当時、製鉄所の社宅が多かったため、ゆで時間の短い極細麺を開発したのが始まりだそうです。

その「できあがりの速さ」が忙しい漁師にも人気が出たため、釜石市全体に広がっていきました。

釜石ラーメンの振興と地域の活性化を目的に「釜石ラーメンのれん会」が震災前日(2011年3月10日)に設立合意され、2011年11月に復興を目指し盛り上げる役割も担って活動されています。

発祥のお店

新華園本店

岩手県釜石市大町2-1-20

参考サイト

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

http://en-trance.jp/gourumet/noodles

コメント

釜石ラーメンは味わいは昔ながらのラーメンで、その当時の人の気風を表わしているというのは面白いですね。

今も復興を盛り上げるために力を合わせて活動されているので、ご当地グルメの地域振興という面でも大きな存在になっています。


鹿児島ラーメン―鹿児島県

料理名

鹿児島ラーメン

地域

鹿児島県鹿児島市

特徴

鹿児島ラーメンは定義がなく、各店ごとに特色のあるラーメンを提供しており、その地域のラーメン全体を「鹿児島ラーメン」と呼んでいます。

スープは豚肉をよく食べる沖縄の影響もあり、トンコツが主流ですが白濁スープだけではなく、鶏がらや野菜も使ったマイルドなスープも多いです。

また、大根の酢漬けやたくあんを付けあわせとして出すのも特徴となっています。

特徴(麺)

麺はスープに合わせて、各店独自の麺を使っているため、大量生産にならず仕入れ値が高めになり、鹿児島ラーメンが高いと言われる理由となっています。

歴史

昭和22年に開店した「のぼる屋」が、鹿児島市の最初のラーメン屋とされています。

その後、昭和24年に「のり一」「こむらさき」が開業し、鹿児島にラーメンが定着していきます。

発祥のお店

のぼる屋(2013年に休業、16年に常連客が再建しました)

http://noboruya.com/

コメント

鹿児島ラーメンは名前は有名ですが、鹿児島のラーメン文化全体を指す呼び方なんですね。

ご当地ラーメンはある一店舗の影響を受け、その味がその地区全体を占めることが多いのですが、鹿児島ラーメンの場合は各店の努力で発展してきたものの、老舗も愛され続けているので、ラーメン文化が根付いていることがよく分かります。


辛麺―宮崎県

料理名

辛麺

地域

宮崎県宮崎市・延岡市

特徴

辛麺は、こんにゃく麺ににんにくやニラ、唐辛子を効かせたスープと合わせたものです。玉子も加えて、かき玉スープのようになります。

こんにゃく麺とは、こんにゃくが入っているわけではなく、そば粉と小麦粉で作ったこんにゃくのような弾力のある食感の麺です。

多くのお店では辛さが選べるようになっています。辛味なしも選べるお店もありますので、辛いのがダメな人と一緒でも大丈夫です。

発祥のお店

辛麺屋 桝元

http://www.karamenya-masumoto.com/index.php

公式サイト

延岡観光協会

http://nobekan.jp/cms/gourmet/karamen/

コメント

辛麺は、ただの辛いラーメンではなく、麺にもスープにも違いが見られ、かなりパンチの利いたラーメンです。唐辛子の辛さと、玉子の甘みやニラ・にんにくの旨みの良いバランスが取れている美味しいラーメンです。

最近では、さらに味や具に工夫を加えた辛麺が考案されているようで、まだまだ奥の深いご当地麺ですね。


熊本ラーメン―熊本県

料理名

熊本ラーメン

地域

熊本県熊本市

特徴

熊本ラーメンは、豚骨と鶏がらベースの白濁したスープに、にんにくチップやマー油(にんにくを揚げた油)の風味を加えるのが特徴です。豚骨でも豚の頭を使うところが多く、質の良い骨髄の旨みが溶けだすスープになります。

具にはチャーシューやメンマ、ネギなどラーメンの定番のほか、キクラゲといった豚骨ラーメンの定番の具もありますが、紅ショウガはあまり乗せません。

また、麺も中太ということで、細麺の博多ラーメンとは異なります。その関係でしょうか、替え玉文化もあまりありません。

歴史

昭和27年に熊本県にとって初めてのラーメン屋が、玉名市に久留米ラーメンの「三久」が出店しました。

その味に感動した若者が店主から味を教えてもらい、1人は昭和28年に「松葉軒」、1人は翌29年に「こむらさき」をそれぞれ熊本市内に出店し、熊本にラーメンが根付いていきました。

平成6(1994)年には新横浜ラーメン博物館に「こむらさき」が出店したことで、熊本ラーメンが全国区となりました。

発祥のお店

松葉軒

熊本県熊本市中央区妙体寺町5-14

コメント

熊本ラーメンの見た目は博多の豚骨ラーメンに近いですが、味わいがかなり異なるのは久留米ラーメンをルーツとしているからなんですね。

また、歴史を調べている中で、先に全国区となった博多ラーメンは、かなり個性を押さえたもので万人受けするように改良されたトンコツラーメンだったそうです。熊本ラーメンは地元の味をそのまま持ってきて本場のトンコツラーメンを広めたという功績も大きいです。


今治ラーメン―愛媛県

料理名

今治ラーメン

地域

愛媛県今治市

特徴

今治ラーメンは、今治の町おこしのために開発された、今治名産の魚「エソ」や鯛、いりこなど魚介のスープに、伯方の塩を合わせた塩ラーメンです。

具には宮窪の海苔、大三島のレモン、す巻き(魚の練り物)、チャーシューも今治焼き鳥の街なので鶏肉を使用するといった、徹底した地産地消にこだわったラーメンです。

参考サイト

愛媛県観光物産協会

http://www.iyokannet.jp/front/gourmet/detail/gourmet_id/316

コメント

海の幸に自信のある今治らしいラーメンです。塩ラーメンは海産物がよく合いますし、塩も有名な伯方の塩がありますから(伯方町は今治市)、ピッタリの組み合わせです。
塩ラーメンは素材の味が際立ちますから、それだけ海の幸のダシに自信がある証拠ですね。