越前そば―福井県

料理名

越前そば

地域

福井県嶺北地方

特徴

越前そばは、石臼で蕎麦殻も挽いたいわゆる「田舎そば」に分類され、見た目が黒くなるのが特徴的のそばです。

大根おろしと組み合わせて「越前おろしそば」も有名で、冷たいそばに冷たいツユが基本的な食べ方です。
大根おろしは別にする、ダシの中に入れている、ダシの中に大根おろしの汁も入れている、という3通りの提供方法がなされます。

歴史

室町時代の越前朝倉氏当主・朝倉孝景が飢きんに備える非常食として栽培を始めたのが福井県のそばの歴史の始まり、と言われています。

江戸時代に入り、府中(現越前市)の城主となった本多富正公が、そば師の金子権左衛門を伴って赴任したのを機に、麺状のそばに加え、大根おろしを添える食べ方が始まったそうです。

2007年には厚生労働省が制定する「農山漁村の郷土料理百選」に越前おろしそばが選ばれました。

参考サイト

公益社団法人福井県観光連盟

http://www.fuku-e.com/200_gourmet_calendar/12_soba/

コメント

越前そばは、もともとは米のない時の代用食として始まったものの、今では名産としてすっかり定着しています。ちょうどそばに向いている気候というのも、最初はたまたまだったかもしれませんが、石臼引きなど丁寧な仕事が受け継がれているのも、ご当地に根付く名産として素晴らしいことだと思います。

ソーキそば―沖縄県

料理名

ソーキそば

地域

沖縄県

特徴

ソーキそばは沖縄そばの一種で、ソーキ(豚のアバラ骨の煮込み)が乗っているのが最大の特徴です。

そばとは言いますが、そば粉で作るそばではなく、小麦の麺で分類上は中華麺です。太めで和風だしで食べるので、うどんに近いように感じます。

ソーキには細かく分けると、軟骨まで食べられる軟骨ソーキと、固い骨も含む本ソーキ(スペアリブと同じ部位)がありますが、ソーキそばはどちらのソーキも使われています。

歴史

沖縄そばは歴史が古く、昔は琉球王国の宮廷料理として一般的には食べられていなかったものでしたが、中国から来た支那そばの流行で一般にもその味が広まりました。

ソーキそばは1970年代に誕生したと言われています。発祥の店は「丸隆そば」と「我部祖河食堂」の二説あります。

コメント

沖縄そばは有名ですが、具の違いによって数多くのメニューが存在しています。その代表格が沖縄料理として有名なソーキを乗せたソーキそばです。

ソーキは肉ですが個性が強すぎず、ソーキそばの和風のスープととてもよく合います。私は軟骨ソーキの方があっさりしていて、軟骨を食べてしまえる面白さもプラスでオススメできます!

立川そば―高知県

料理名

立川そば

地域

高知県長岡郡大豊町

特徴

立川そばは、大豊町立川産のそば粉100%を使ったそばです。そばの実のまわりに付く甘皮を混ぜているので、そば本来の豊かな滋味を堪能できます。
割りばしくらいの太めの麺で、つなぎを使ってないので短くなり、ボソボソとした食感になるのが特徴です。

現在、3店舗で提供されているようです。

参考サイト

NPO法人 高知の食を考える会

http://www.kochi-syoku.com/glmet/tachikawa-soba.html

コメント

そばは硬い方がコシがあって喜ばれることもありますが、そばの味を感じるには100%そば粉の方がいいですよね。立川そばは、その食感と太さが合っていて、噛みしめて食べるという言葉がピッタリきます。

瓦そば―山口県

料理名

瓦そば

地域

山口県下関市周辺

特徴

瓦そばは、熱した瓦に茶そばを乗せ、その上に具材を盛り付けて提供され、温かいそばつゆにつけながら食べます。

具材には錦糸卵、牛肉の細切り、海苔やネギを用いるのが一般的です。緑色の茶そばに卵の黄色、肉の茶色、海苔の黒が彩りよく配置されます。

歴史

1961年、川棚温泉の旅館のオーナーが、戦争時に兵士が瓦で肉を焼いて食べたというエピソードから考案したのが「瓦そば」の始まりです。

これが評判となり、川棚温泉の他の店でも出すようになり、川棚温泉の名物となりました。

また家庭でもホットプレートやフライパンで簡単に作ることができるので、山口県を中心に広く食べられるようになりました。

発祥のお店

元祖瓦そば たかせ

山口県下関市豊浦町川棚湯町

公式サイト

元祖瓦そば たかせ

http://www.kawarasoba.jp/

コメント

瓦そばは食べ方が独特です。特別な麺や具材を使うわけではないのですが、瓦で焼けたところの香ばしさで、普通のそばとは全く違う味と食感を楽しめます。

家庭でも作れるという手軽さもあり、自分で作ろうかお店で食べようか迷えるというのも、日常にすっかり浸透している証拠なのでしょうね。


信州そば―長野県

料理名

信州そば

地域

長野県

定義

長野県信州そば協同組合では、長野県内で製造のそば粉40%以上の良質の干しそばを、商標登録した「信州そば」として認定しています。

信州そば切りの会では、長野県産のそば粉を使い、つなぎ割合が30%以下の手打ちそばの店を「信州そば切りの店」として認定しています。

信州そばは、長野県で作られるそばの総称であり、そばの産地である長野県内では各地域で細かな製法、食べ方の違いがあり、それぞれを分けることも可能です。

歴史

そばを麺状にした「そば切り」は信州発祥と言われ、天正2年、信州木曽にある定勝寺の仏殿改修の際に振る舞った記録が最古の「そば切り」の記録となっています。

また近年では、長野県は1983年に、信州そばを選択無形民俗文化財「信濃の味の文化財」に指定しました。

公式サイト

長野県信州そば協同組合

http://www.ngn.janis.or.jp/~shokuhin/Buckwheat/

信州そば切りの会

http://shinshu-sobakiri.com/

コメント

信州そばは、その歴史からか定義がかなり広いので、特徴は一言では表わせません。
ご当地麺としては偉大すぎて同列に並べていい物かどうか…