小倉焼きうどん―福岡県

料理名

小倉焼きうどん

地域

福岡県北九州市

特徴

小倉焼きうどんは、乾麺のうどんを使用し、豚バラとキャベツ、玉ねぎを具にして炒めて、ソースで味付けした焼きうどんです。

一般的な焼うどんのようですが、小倉が「焼きうどん」というメニューの発祥の地なので当然なのです!

歴史

戦後(昭和20年ごろ)、食糧難の時代に代用食としての焼きそばを作ろうと思ったら、中華麺も手に入らなかったため、乾麺のうどんを使用して作ってみたのが最初です。

最近になって「小倉焼うどん研究所」が設立され、B-1グランプリで上位に入るなどの実績を残しつつ(その後B-1グランプリを退会)、「焼きうどん発祥の地・小倉」のPR活動をされています。

発祥のお店

だるま堂 福岡県北九州市小倉北区魚町1丁目4-17鳥町食堂街内

公式サイト

小倉焼うどん研究所

http://kokurayakiudon.com/

コメント

庶民の味の焼きうどんの発祥の地・小倉では、やはり発祥のきっかけとなった「乾麺」が最大のポイントでしょう。ゆでるという一手間が必要になりますが、焼いてももっちりとしながらコシのあるうどんになるので、一味違います。

多度津鍋ホルうどん―香川県

料理名

鍋ホルうどん

地域

香川県多度津町

特徴

鍋ホルうどんは、醤油ベースのスープにホルモンやキャベツやニラなどの野菜を入れ、うどんと共に煮込んだものです。

歴史

多度津は四国鉄道発祥の地で、鉄道関連の多くの労働者が働く町でした。
その労働者向けに昭和30年代に創業した、肉屋さんの経営する焼肉屋「いこい」に「鍋ホルモン」というメニューがあり、鍋の〆にうどんを入れたのが始まりと言われています。

発祥のお店

焼肉いこい

香川県仲多度郡多度津町仲ノ町4-5

参考サイト

多度津鍋ホルうどん普及委員会

麺ず倶楽部.com/index.html

コメント

多度津の鍋ホルうどんは、鍋の〆に入れたうどんが人気で、それ目当ての人が増えてメニューになるというご当地麺としてはスタンダードな誕生の仕方ですね。

多度津町が国鉄民営化などで鉄道の町としては縮小して働く人が激減したため、一度は消えかかったメニューでしたが、ご当地グルメブームで様々なイベントに出店するなど露出が増えて盛り返してきました。

かすうどん―大阪府

料理名

かすうどん

地域

大阪府

特徴

「かすうどん」とは、大阪では庶民の味として一般的に出回っている「油かす」をうどんに乗せたものです。

油かすとは、牛の小腸をじっくり揚げて、余分な脂分を抜いて旨みを凝縮させたものです。ちなみにこの脂は「牛脂(ヘット)」として利用価値があるので、その「残りかす」という意味で油かすと言います。

歴史

発祥は南河内地方の郷土料理からです。

お店のメインメニューとして確立したのは、1995年オープンの「加寿屋」と言われています。

発祥のお店

加寿屋 藤井寺本店

大阪府藤井寺市沢田1-28-1

公式サイト

加寿屋HP

http://aburakasu.com/71592/

コメント

油かすを使うという、関西の牛肉文化を凝縮したような「かすうどん」です。油かすそのものはあまり手に入らなくても、かすうどんは今や大阪の食文化を表わす料理の一つで、全国各地で食べられるお店が増えるようになりました。

亀山みそ焼きうどん―三重県

料理名

亀山みそ焼きうどん

地域

三重県亀山市

特徴

うどんを野菜や肉と一緒に鉄板等で焼き、赤味噌ベースのブレンドした味噌ダレで味付けした焼きうどんです。

歴史

昭和30年代に、亀山市内を通る国道1号線にトラック運転手向けに焼肉店ができました。そこで、名古屋で有名な少しクセのある赤味噌で作った味噌ダレで食べるホルモンが人気になりましたが、そのタレでうどんを食べるというのも定番となりました。

2008年に町おこしとして開発を始め、09年に「亀山みそ焼きうどん本舗」として全国的な活動へとシフトしていきました。

発祥のお店

亀八食堂  三重県亀山市布気町1799

亀八食堂は焼肉店であり、味噌ダレで焼肉を食べた後にうどん玉を〆で食べる、という食べ方を始めたと言われていますが、メニューとしては今も「亀山みそ焼きうどん」はありません。

公式サイト

亀山みそ焼きうどん本舗

http://kirakame.sakura.ne.jp/misoyaki/

コメント

地元特有の食べ方をするご当地麺が、じわじわと人気が定着していって、町おこしになるというのは、その「亀山みそ焼きうどん」が愛される味だったからに違いありません。
赤味噌の香りは焼いて香ばしくなり、うどんのどっしりとしたボリュームで受け止め、肉やキャベツも相性がいい具、という派手さはなくても、毎日食べられるような親しみやすさがあります。

小松うどん―石川県

料理名

小松うどん

地域

石川県小松市

特徴(めん)

細めで程よいコシがあり、つるつるしこしことしたのど越しと食べやすさが特徴。

特徴(だし)

うるめ、むろあじ、さばなど魚の節や昆布をふんだんに使ったあっさり味のダシです。

歴史

小松のうどんは、1689年の松尾芭蕉が、小松の俳人・塵生に「殊に珍敷(めずらしき)乾うどん」をありがとうと書いた返書で記録が残っています。

また江戸時代の加賀藩の名物として、「御国御目付衆江御答帳」という書物に載せられています。

うどん屋としては、明治30年に「加登長」が小松市内で出したのが始まりで、明治37年の「中佐」と続いていき、庶民の味として定着しました。

平成22年に「小松うどんつるつる創研」が誕生し、まちおこしとしてブランド化を進めています。

公式サイト

小松うどん―小松うどんつるつる創研

https://www.komatsu-udon.com/

コメント

歴史のある小松うどんですが、他の超が付く有名ご当地うどんに比べると知名度に劣る印象があります。パッと思い浮かぶ特徴はないですが、味についての評価は高いので、水やダシなど基本の素材の良さが根本にあるのでしょうね。