スタミナラーメン―茨城県

料理名

スタミナラーメン

地域

茨城県水戸市、ひたちなか市

特徴

茨城県のスタミナラーメンは、冷水でしめたモチモチの太麺に、とろみのついた熱々の甘辛醤油あんをたっぷりのせたラーメンです。これはスタミナラーメンでも「冷やし」と呼ばれ、醤油ラーメンにあんをかけるタイプの「ホット」もあります。

具にはキャベツ、ニンジンのほか、カボチャやレバーといったラーメンではあまり見ない具材も使っています。

歴史

昭和50年代、旧勝田市(現ひたちなか市)の「大進」であんかけラーメンが考案されたのが最初と言われています。

「寅さんラーメン」や水戸市の「松五郎」など現在でも人気のスタミナラーメン店は、このオーナーを本流としているそうです。

公式サイト

茨城県観光物産協会

コメント

茨城県のスタミナラーメンは、冷たい麺のあんかけラーメンという組み合わせ、レバーやカボチャを具に使うなど、かなり個性的ですね!
お店ごとに発展してきたので、様々な味が存在していることもご当地グルメとして定着している証拠ですね。

上州太田焼きそば―群馬県

料理名

上州太田焼きそば

地域

群馬県太田市

特徴

上州太田焼きそばは、太麺を使用し、色の濃いソースと合わせ、青のりに紅ショウガを乗せる昔ながらのソース焼きそばです。

とはいえ、太田市のお店では、細麺や薄いソースのところもあり、明確な定義があるわけではありません。
具にもキャベツ、豚肉のほか、ジャガイモ、こんにゃく、玉子など各店舗が個性を出しています。

歴史

太田市では戦後から屋台の焼きそば屋が出ていたそうで、太田市にあるスバルの前身の中島飛行機時代から工場で働く人に、安くてボリュームがある焼きそばが人気がありました。

ご当地焼きそばブームが起こり、太田市も「焼きそばの街」を宣言。
2000年6月には秋田県横手市、静岡県富士宮市と「三麺同盟」を結びました。
2002年には太田市観光協会が中心となって『上州太田焼そばのれん会』を結成し、B-1グランプリに出場するなどの活動を行っています。

また、「上州太田焼そばEnJOY麺berS」というボランティア団体も市内外問わず活動しているそうです。

公式サイト

上州太田焼そばのれん会

http://www.chobee.jp/ootayakisoba/

太田市 焼きそばのページ

http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0080-004sankei-shogyo/yakisoba.html

コメント

三大ご当地焼きそばの1つとも言われる上州太田焼そばです。その歴史は古く、昔から地元に愛されているというのはご当地グルメの神髄ですね。

定義がなく、お店ごとに違う味を出しているというのも、地元の人がその違いを楽しみながら上州太田焼きそばを食べ続けてきた証拠でしょう。

スープ入り焼きそば―栃木県

料理名

スープ入り焼きそば

地域

栃木県那須塩原市

特徴

スープ入り焼きそばは、ソース焼きそばを醤油ラーメンのスープに入れた料理です。徐々にスープに溶け込んでいくウスターソースの酸味や甘味を感じる、ラーメンとは一線を画す味わいです。

麺は焼そばの麺のほか、ラーメンのような縮れ麺を使うお店もあります。
具はたっぷりのキャベツと鶏肉や豚肉を炒めたもので、スープで少し煮込む場合もあります。

歴史

スープ入り焼きそばの発祥のお店は2つの説があります。

昭和30年ごろから、「釜彦食堂」で出前のラーメンスープと焼きそばを一緒に運んだことから、スープ入り焼きそばがメニューとして出されるようになりました。

一方、「新生食堂」の常連向け裏メニューとしてスープに浸した焼きそばが出されていて、その作り方を教えてもらったのが「こばや食堂」、という説があります。

この「釜彦食堂」と「こばや食堂」は現在でも人気店として、他県からのお客さんが多いそうです。

発祥のお店

釜彦食堂

栃木県那須塩原市塩原2611

こばや食堂

栃木県那須塩原市塩原795

コメント

スープ入り焼きそばは、組み合わせこそシンプルですが、ありそうであまり見ない食べ方ですね。ソース焼きそばの風味が強すぎず、かといって消すこともなく、スープ入り焼きそばというメニューとしての味わいの完成度が高いというのが面白いです。


なみえ焼きそば―福島県

料理名

なみえ焼きそば

地域

福島県双葉郡浪江町

特徴

なみえ焼きそばは、通常の中華麺の約3倍の太さがある極太麺が特徴です。

豚肉とたっぷりのもやしというシンプルな具に、濃厚なソースで味付けします。極太麺なのでソースが濃厚でないと、麺に負けてしまいます。そのソースに歯ごたえの良いもやしとコクのある豚肉がよく合います。

歴史

1955年開業の「縄のれん」がなみえ焼きそばの発祥と言われています。労働者のための安く、腹持ちの良いメニューとして考案されました。

2008年には町おこしのため「浪江焼麺太国」を設立し、普及活動をしていましたが2011年の大震災で原発事故が起き、浪江町全体が避難指示区域になり浪江町では営業ができなくなりました。

そんな中、2013年のB-1グランプリではゴールドグランプリを獲得し、なみえ焼きそばが全国に広まることとなりました。

発祥のお店

浪江名物元祖焼そば 縄のれん

公式サイト

浪江焼麺太国

http://namieyakisoba.com/

コメント

なみえ焼きそばは、知名度こそ全国区になりましたが、地元で食べられないというのは何とも切ないご当地麺です。家庭でも作れるように極太麺が出回っていたり、地元民に愛されていたのは間違いなく、観光客が訪れていた様子を見ると、早く営業が再開できるようしっかりと復興してほしいと願うばかりです。


仙台マーボー焼きそば―宮城県

料理名

仙台マーボー焼きそば

地域

宮城県仙台市

特徴

仙台マーボー焼きそばの定義は下記の3つです。

「麻婆を使い、具は豆腐に限定しない。
麺は焼くか、揚げたものとする。
宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したものとする。」

歴史

1972年開業の「中国菜館 まんみ」でまかないメニューとして誕生し、常連客からの評価も高かったため、その後お店の正式なメニューとして出されるようになりました。

2013年3月に読売テレビ「秘密のケンミンSHOW」で『仙台市民はみんな食べている』『提供しているお店は30軒以上』として紹介され、仙台市内のお店で注文が殺到しました。ところが、実は、発祥の店でも1日1食程度のマイナーなメニューだったため、テレビ放送後の反響の大きさに、仙台の中華料理店全体が対応しなければならなくなりました。

それでテレビの紹介の仕方の問題もありましたが、この放送をきっかけに本当のご当地グルメにしてしまおう、ということで2013年10月「まんみ」が中心となって「マーボー焼そば推進委員会」を設立し、仙台マーボー焼きそばを普及する活動を行っています。

発祥のお店

中国菜館まんみ

http://www.manmi-sendai.com/

参考サイト

伊達美味

http://www.dateuma.jp/menu/yakisoba/

コメント

仙台マーボー焼きそばは、テレビによって作られたブームをうまく定着させた例ですね。地元の若い人は知らない人が多かったようですが、歴史としては古く、ある程度の知名度があり馴染みがあったので、一過性のブームで終わらずチャンスを活かせたのかなと思います。