そばめし―兵庫県

料理名

そばめし

地域

兵庫県神戸市

特徴

ソース味の焼きそばに、ご飯を加えて炒める料理。
鉄板焼き屋では、こてで麺を細かく切り刻むようにして炒めるので、麺と米がよく混ざり合います。

神戸では神戸名物「ぼっかけ」(牛すじ肉の煮込み)と組み合わせた、ぼっかけそばめしも人気があります。

歴史

1957年創業の「青森」で、お客さんから弁当のご飯を焼きそばと一緒に炒めて、というリクエストに応えてできたと言われています。

1995年の阪神・淡路大震災で被災した神戸市の復興のニュースの際に、そばめしを出すお店が取り上げられることで全国にその名が知られるようになりました。
その後、冷凍食品で全国的に販売されるようになり、ちょっとしたブームになりました。

発祥のお店

お好み焼き 青森

兵庫県神戸市長田区久保町4-8-6

コメント

そばめしは、鉄板の上で作られていくので、見ていても楽しい料理です。ソース味はご飯にもよく合いますし、焼きそばと米の食感の違いを楽しめる一品です。

私も記憶にありますが、震災からの復興のシンボルとなって、神戸名物としてあちこちで取り上げられていました。今ブームが下火になって取り上げられなくなってしまうと、あの時はやはり震災による特需だったのかなーと、美味しいと感じていただけに一時的なブームは残念に思うところがあります。

かすうどん―大阪府

料理名

かすうどん

地域

大阪府

特徴

「かすうどん」とは、大阪では庶民の味として一般的に出回っている「油かす」をうどんに乗せたものです。

油かすとは、牛の小腸をじっくり揚げて、余分な脂分を抜いて旨みを凝縮させたものです。ちなみにこの脂は「牛脂(ヘット)」として利用価値があるので、その「残りかす」という意味で油かすと言います。

歴史

発祥は南河内地方の郷土料理からです。

お店のメインメニューとして確立したのは、1995年オープンの「加寿屋」と言われています。

発祥のお店

加寿屋 藤井寺本店

大阪府藤井寺市沢田1-28-1

公式サイト

加寿屋HP

http://aburakasu.com/71592/

コメント

油かすを使うという、関西の牛肉文化を凝縮したような「かすうどん」です。油かすそのものはあまり手に入らなくても、かすうどんは今や大阪の食文化を表わす料理の一つで、全国各地で食べられるお店が増えるようになりました。

京都ラーメン―京都府

料理名

京都ラーメン

地域

京都府京都市

特徴

京都ラーメンは濃い色をした、こってり醤油ラーメンが特徴的です。背脂を後のせするタイプや、鶏がらを強く出すなどお店によって異なるものの、京都名産の「九条ネギ」に合う濃厚なスープが使われています。

トンコツのあっさりした醤油が人気のお店もありますし、京都のイメージの薄味のラーメンもあるにはありますが少数派です。

麺はストレートで、かん水が少なく柔らかめが定番となっています。

歴史

1938年、京都駅付近で中国出身の店主が屋台でラーメンを出しはじめ、その後、1945年に京都駅東の塩小路高倉に店舗を構え、「新福菜館」を開店しました。

1949年には屋台で「ますたに」が、1953年には洋食屋であった旭食堂がラーメン専門店「第一旭」にして新たに開業、1971年には後に全国チェーンとなる「天下一品」が屋台で開業、と続々、京都ラーメンを代表するお店が誕生していきました。

発祥のお店

新福菜館 本店

京都府京都市下京区東塩小路向畑町569

参考サイト

京都ラーメン(新横浜ラーメン博物館サイト内)

http://www.raumen.co.jp/rapedia/study_japan/study_raumen_kyoto.html

コメント

京都のイメージはうどんのような、薄い色、薄味でしたから、初めて京都ラーメンを食べに行ったとき、そのギャップに驚きました。

京都ラーメンと言えば特徴がこれしかない!というわけではなく、京都のラーメン文化を表わす、というのが正確な表現になるかもしれません。

近江ちゃんぽん―滋賀県

料理名

近江ちゃんぽん

地域

滋賀県彦根市

特徴

カツオと昆布の和風だしのあっさりした醤油味のスープで、肉や野菜を炒めずに煮込みます。

また、有名な長崎ちゃんぽんのように、ちゃんぽん麺を一緒に煮込むこともなく、中太の中華麺に煮込んだスープと具をかける、という作り方です。

歴史

滋賀県彦根市で1963年創業の「麺屋をかべ」で、長崎ちゃんぽんに触発されて、京風のダシと中華麺を組み合わせて作ってみた「和風ちゃんぽん」が始まりです。

その後、「麺屋をかべ」は「ちゃんぽん亭総本家」として多店舗展開するようになり、ちゃんぽんに改良を加えていきました。

また、彦根市を中心にラーメン店や中華料理屋で出すようにもなり、近江ちゃんぽんの知名度が徐々に広がっています。

発祥のお店

麺屋をかべ(現 ちゃんぽん亭総本家)

つい最近までは麺屋をかべの場所を受け継いで、ちゃんぽん亭総本家の本店があったのですが、土地契約の都合で現在、本店は移転し彦根駅前本店となっています。

公式サイト

ちゃんぽん亭総本家

コメント

近江ちゃんぽんは、長崎ちゃんぽんに触発された、と言っても全く違う料理に仕上がっているのは面白いですね。

京風のあっさりしたスープは土地柄、好みに合わせた結果でしょうし、魚介類を使わないのも海のない滋賀県では自然なことだったのかもしれません。

亀山みそ焼きうどん―三重県

料理名

亀山みそ焼きうどん

地域

三重県亀山市

特徴

うどんを野菜や肉と一緒に鉄板等で焼き、赤味噌ベースのブレンドした味噌ダレで味付けした焼きうどんです。

歴史

昭和30年代に、亀山市内を通る国道1号線にトラック運転手向けに焼肉店ができました。そこで、名古屋で有名な少しクセのある赤味噌で作った味噌ダレで食べるホルモンが人気になりましたが、そのタレでうどんを食べるというのも定番となりました。

2008年に町おこしとして開発を始め、09年に「亀山みそ焼きうどん本舗」として全国的な活動へとシフトしていきました。

発祥のお店

亀八食堂  三重県亀山市布気町1799

亀八食堂は焼肉店であり、味噌ダレで焼肉を食べた後にうどん玉を〆で食べる、という食べ方を始めたと言われていますが、メニューとしては今も「亀山みそ焼きうどん」はありません。

公式サイト

亀山みそ焼きうどん本舗

http://kirakame.sakura.ne.jp/misoyaki/

コメント

地元特有の食べ方をするご当地麺が、じわじわと人気が定着していって、町おこしになるというのは、その「亀山みそ焼きうどん」が愛される味だったからに違いありません。
赤味噌の香りは焼いて香ばしくなり、うどんのどっしりとしたボリュームで受け止め、肉やキャベツも相性がいい具、という派手さはなくても、毎日食べられるような親しみやすさがあります。