敦賀ラーメン―福井県

料理名

敦賀ラーメン

地域

福井県敦賀市

特徴

トンコツと鶏がらで取ったスープの醤油味が主流です。

具にはチャーシュー、メンマ、ネギといった定番に、昔からのお店では紅ショウガを加えるところも多いです。

歴史

1953年に敦賀市内でラーメンの屋台が出たのが始まりです。

当初は敦賀駅が国鉄の要所であったため、電車に乗ってきたお客さんや国鉄職員を呼び込むために駅前に屋台が集まっていました。
その後、長距離バス、また長距離トラックの運転手に人気が出てきたため、国道8号線沿いに屋台が移動していき、「ラーメン街道」と呼ばれるまでになりました。

現在でも屋台の人気店もありますが、屋台から店舗型に営業方法を変えた人気店もあります。

2005年には福井県の「地域ブランド創造活動推進事業」の一つとして「敦賀ラーメンブランド化プロジェクト」が採択されました。

公式サイト

敦賀観光協会 敦賀ラーメン紹介のページ

http://www.turuga.org/places/ramen/ramen.html

コメント

屋台から始まった敦賀ラーメンですから、その雰囲気を味わいたいという方は屋台の名店へ、じっくり味わいたいなら店舗へ、という使い分けができるのも魅力ですね。
屋台発祥ですから値段が安くて手軽に食べられるのも、長く愛される秘訣なのかもしれません。

小松うどん―石川県

料理名

小松うどん

地域

石川県小松市

特徴(めん)

細めで程よいコシがあり、つるつるしこしことしたのど越しと食べやすさが特徴。

特徴(だし)

うるめ、むろあじ、さばなど魚の節や昆布をふんだんに使ったあっさり味のダシです。

歴史

小松のうどんは、1689年の松尾芭蕉が、小松の俳人・塵生に「殊に珍敷(めずらしき)乾うどん」をありがとうと書いた返書で記録が残っています。

また江戸時代の加賀藩の名物として、「御国御目付衆江御答帳」という書物に載せられています。

うどん屋としては、明治30年に「加登長」が小松市内で出したのが始まりで、明治37年の「中佐」と続いていき、庶民の味として定着しました。

平成22年に「小松うどんつるつる創研」が誕生し、まちおこしとしてブランド化を進めています。

公式サイト

小松うどん―小松うどんつるつる創研

https://www.komatsu-udon.com/

コメント

歴史のある小松うどんですが、他の超が付く有名ご当地うどんに比べると知名度に劣る印象があります。パッと思い浮かぶ特徴はないですが、味についての評価は高いので、水やダシなど基本の素材の良さが根本にあるのでしょうね。

富山ブラックラーメン―富山県

料理名

富山ブラックラーメン

地域

富山県富山市

特徴

「富山ブラック」と名付けられた通り、醤油が濃く、さらには黒胡椒がかかっていて辛いのが特徴のラーメンです。
具はメンマやチャーシューなど、ラーメンの定番と同じです。

歴史

1955年ごろから、屋台で出されたのが始まりと言われています。
当時の戦後の復興事業で汗して働く若者向けに、塩分補給のため、またご飯のおかずにもなるように、醤油を濃くして出すようになりました。

なので、富山のラーメン屋の多くが富山ブラックラーメンを出している、というわけではなく、2000年代からのカップ麺や東京ラーメンショーなどの展開によって全国における知名度が上がっていったために、富山の代表するラーメンの1つと認知されるようになりました。

発祥のお店

大喜(現在は「西町大喜」に屋号を継承)

参考サイト

富山市観光協会 富山ブラックのページ

http://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=100110

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かなり個性の強いラーメンで、万人受けするタイプではなさそうです。とはいえ、地元の必要に合わせたラーメンには違いなく、ご当地グルメらしく、この土地ならではの麺料理と言えるでしょう。

サンマーメン―神奈川県

料理名

サンマーメン(サンマー麺)

地域

神奈川県

特徴

醤油ベースか塩ベースのスープの細麺のラーメンに、とろみをつけたあんをかける麺料理。
定義はこれだけで、上に乗せる具も「もやし」が欠かせない存在になっているくらいで、白菜、タケノコ、ニラ、ニンジン、きくらげなどお店によって上に乗せる具は異なります。

サンマーメンを漢字で書くと「生碼麺」。この「生」はシャキシャキした食感を表わす文字なので、具はそのような食感を残す火の通し方になっています。
ちなみに「碼」は波止場を意味し、横浜という場所を表わしていましたが、最近では「馬」=中国語で上に乗せるという意味の漢字を当てて「生馬麺」と書くことが多いです。

歴史

昭和5年に、横浜の「聘珍樓」の当時の料理長が考案し、メニューに加えた「生碼麺」が始まりと言われています。

これと別に元祖といわれている「玉泉亭」は、日本人向けに食べやすく改良した「サンマーメン」を提供したようです。

発祥のお店

聘珍樓
神奈川県横浜市中区山下町149

玉泉亭
横浜市中区伊勢佐木町5-127

公式サイト

かながわサンマー麺の会

http://www.sannma-men.com/

コメント

神奈川の有名なご当地麺ですね。シンプルな構成のラーメンですが、スープがあんと一緒になって麺に絡むので、細麺に合う仕組みになっています。
野菜をたっぷり摂れるのも日常的に食べたくなる一因かもしれませんね。

 

吉田のうどん―山梨県

料理名

吉田のうどん

地域

山梨県富士吉田市

特徴(めん)

手打ちの硬く非常にコシの強い麺が特徴。
切り方も断面が正方形になるところや、乱切りにして茹であがりでねじれが生じる切り方もあります。

歯でしっかりと噛みしめて、噛めば噛むほど味が出るうどんです。

特徴(汁)

醤油と味噌のブレンドが主流です。色味はすまし汁と味噌汁の中間といったところ。ダシには煮干しやシイタケが多いです。

お店では温かいうどんも多いですが、自宅でもよく食べられる吉田のうどんは、この汁に冷やした麺をつけて食べるつけ麺方式の食べ方が主流です。

特徴(具)

汁にはニンジンやシイタケが具に入っています。

トッピングに地元名産の馬肉とキャベツが目立ちます。その他に天ぷらが乗って「肉天うどん」など、バリエーションが様々用意されています。

歴史

江戸時代に富士参詣者相手にうどんを出し始めたそうです。これはお店ではなく、一般居住用の家でお昼だけうどんを提供するような形の営業でした。

また、農耕地がない土地柄なので、養蚕・機織など女性の働く仕事が多かったため、男性がお昼に仕事しながらサッと食べられるうどんを作るようになっていきました。そのため、男性の力任せのコネ方のため、硬いコシの強いうどんになったというわけです。

このうどんを問屋さんに食べてもらったりすると評判となり、うどん屋さんで商売ができる!と気づきました。

このような吉田のうどんは、日常の食べ物というより特別な食事、例えばたまの外食や冠婚葬祭で集まった人に振る舞われる食事でした。

そんな地元に密着した食べ物ですから、2007年「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれました。

公式サイト

富士吉田観光 吉田のうどんのページ

http://fujiyoshida.net/about/udon.html

コメント

山梨では「ほうとう」も有名ですが、対極にあるのが「吉田のうどん」と言われています。小麦を贅沢に食べるうどんがぜいたく品だった時代からの、特別感のあるメニューとして親しまれているのですから、この「吉田のうどん」にどれほどの惹きつける力があるのかは言うまでもがな。

これからも長く愛される麺料理になること間違いなしですね。